1,2年生から始めればこんなに差がつく! 就活必勝セミナー

第10回 学生時代のタイム・マネジメントで夢に近づこう!

「将来のために何か資格を取ろうかな」

誰しもが一度は学生時代に考えることだろう。

自分の夢を実現するため、将来の安定を手に入れるため、こういったことを考えるのは当然。でも、多くの人がそれを実現するには至っていないのはなぜだろうか? そこには「時間」との関係が垣間見える。

今回は資格や試験について考えてみよう。

 

まず、資格や試験についても、一番肝心な大前提が、自分を知ること。

就職Gateでは、いろいろな機会にそれを語ってきているので、改めて言うまでもないとは思うが、「なりたい自分」「得意なこと・苦手なこと・向いていること」などをしっかりイメージしてほしい。

自分が「どういうキャリア形成をして、どんな仕事のスタイルで、どんな人生を歩みたいか」「それを実現するのにその資格はどういう価値があるのか」「それは自分が得意なことなのか、向いていることなのか」……まずはそれを吟味してから、「資格取得が有効か」「資格取得が必要か」を考えてみよう。今のキミが考えられうる「現時点でのベスト」の答えを導き出せばいい。

 

不人気な資格だから価値がない、ということはないし、簡単な資格だから将来は保証されないということもない。難易度と収入、社会的な地位などは、時代によってもどんどん変わるし、視点を変えて見ると有効なこともある。だからただ単に一般に言われていることだけで判断せず、自分の将来との掛け合わせで考えてみよう。

 

例えば、宅地建物取引主任者や旅行業務取扱主任者などの資格は、法律で、必ず各営業所に有資格者を置かねばならないことになっているので、難易度はそれほど高くなく、社会的にもすごく価値の高い資格とは思われていないが、就職や転職には有利に働く。内定後に企業が必ず内定者に取得をさせる資格でもあるので、そういう業界に進みたいと考えている人には有利に働くだろうし、「この業界で働きたいので、学生時代に取得しました」ということで志望度やモチベーションの高さを示す証拠にもなるだろう。

 

また、「最近、その資格は不人気だから」「社会的な地位も下がってきているから」と一般的に言われているから、その資格取得を敬遠することもあるだろうが、視点を変えればこれも有効な場合もある。例えば公認会計士。最近では年収が下がっているとか、資格を持っていても就職できない人が増えている、といった報道がなされているが、それは一般企業に就職を前提とした話ではない。監査法人への就職や独立といった視点から語られていることで、一般企業での採用ニーズは高い資格だ。公認会計士を取得していれば、金融関係はもちろん、普通の就活にはこれ以上強い武器はない。

 

「でも、資格がとれなかったら、努力が無駄になるんじゃ……?」と考える人もいるだろう。そこは安心してほしい。就活でキミの努力は認められるはずだ。資格取得のための勉強は、キミが「何かに向かってチャレンジし、努力ができる人かどうか」「目標に向かってアクションを起こせる人かどうか」など、企業がその学生の採用を決定する際の重要なチェックポイントに合致する客観的な証拠にもなるわけだから。

 

もちろん、資格にチャレンジしたけれど、途中で考えが変わって断念する場合もあるだろう。それがネガティブでなく正当な理由であって、その後、修正した考えに沿った新たなアクションを起こしていれば、それもマイナスにはならない。

 

「資格を取ろうかな?」と迷っている人は、取れなくても、途中で路線変更しても、その努力は「ゼロ」になるわけではないことを理解して、積極的にチャレンジしてほしい。

 

 

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