知らないと将来に影響する!? 新卒採用の雇用形態

ここ数年、新卒採用でも、さまざまな雇用形態が登場するようになってきた。雇用形態の違いはどんなものなのだろうか? 知っておかないと自分の将来に影を落とすことになる可能性も……。今のうちに雇用形態についてしっかりと知っておこう!

 

新卒採用に関する衝撃的なニュース

「4割が非正規で初就職 正規への転換困難」(東京新聞)——2013年10月、こんな衝撃的な見出しの報道がなされた。記事は同年7月に総務省から発表された「就業構造基本調査」をベースとして作成されたもの。この調査は「国民の就業及び不就業の状態を調査し,全国及び地域別の就業構造に関する基礎資料を得ること」が目的で、3〜5年おきに行われている。

この記事で新卒採用とその後のキャリアに関わるポイントを抜粋してみよう。

 

初めて就職した際に非正規雇用だった人の割合は、2007年10月〜2012年9月の間で39.8%。男性の3割、女性の約半数が非正規労働者としての採用。

 

大学の新卒者でも安定的な雇用についていない人の割合は増加傾向。

 

卒業後、職に就かなかった期間が長くなるほど、正社員として採用される割合は低下。新卒で正社員に採用されず、期間を置いて再チャレンジと考えても、難しい状況。

 

初めての就職が非正規雇用だった場合、男性では初就職先での離職割合が高い。非正規男性の半数以上が5年以内に辞めている。20代前半で最も多い退職理由は、男性が「契約満了」、女性が「労働条件が悪い」。

 

非正規雇用だった場合、過去5年に転職した人のうち、非正規から正規へ転職できた割合は4分の1。

 

このデータは大卒の新卒者だけを対象にしたものではないが、それを割り引いて考えても、いささかショッキングな内容だ。実際に新卒向け就職サイトを見てみると、職種によっては「契約」や「嘱託」の文字が散見される。正規雇用と非正規雇用では、どのような差があるのだろうか? 次ページで解説しよう。

 

 


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