1,2年生から始めればこんなに差がつく! 就活必勝セミナー

第4回 「将来、何をしたいかわからない」君たちへ
    ──現時点での「ベスト」を考えよう

まずは簡単なことから。
身近に大人に接する機会がないのなら、インターネットをはじめ、いろいろなメディアから「この人は素敵だ」「こういう生き方ってカッコいい」「こういう人になりたい」「こういう人生を歩めたら……」という「ロールモデル」を集めてみよう。20代〜60代くらいまでの各年代での「憧れの人」をノートの1ページに書き記していくのだ。
そこから見えてくるのは「君が歩みたい人生」「君がやりたいことの傾向」など。「実は自分は海外志向が強いのでは?」とか「自分にはやっぱり趣味が大事なのだな」とか、今まで気づかなかった自分の一面にも出会えるだろう。女子ならば「私は結婚しても働きたかったんだ」など、人生の節目に関連することもおぼろげに見えてくるはずだ。
まずは自分の「憧れの人=ロールモデル」を見つけること。そこから自分がどう生きていきたいのかを考える糸口を見つけよう。そうすれば「どの業界」「どの職種」がいいのかなどを考えるヒントに出会えるはずだ。

そして、次は心構え。
前回のコラムでも記したが、就活で大切なのは、自分で「考えて」「納得して」「覚悟を決める」こと。就活のテクニックを学んでも意味はない。しっかり「プチ哲学」をして自分について掘り下げることが君たちを「就活の成功」、ひいては「いい人生」へと導く。だから、自分が納得するまでしっかり考えて「現時点でのベスト」を探し出そう。あくまで「現時点でのベスト」でかまわない。
人は経験や年齢によって考え方も変わるし、変化しない人などどこにもいない。つまり人生は、その都度、その都度の自分の考え方や選択でできていく。だから、もちろん考えの変化からの軌道修正はありだし、周囲からもたらされる要因で軌道修正を迫られることも起こる(そうじゃないと人生は予定調和で面白くない!)。だが、その都度、その都度でしっかり自分について考えて納得することはとても重要だ。それ自体が生きていくことへの、そして仕事へのモチベーションにもなるし、つねにそれが頭にあれば、降ってわいたチャンスを逃さないことにもつながる。もとより自分のことについて全然考えてこなかった人より、充実した日々を送れるのは間違いなし!
この「現時点でのベスト」を目指すという考え方は、多くのことに通じるもの。肝に銘じておこう。

「憧れ」が「興味」を生み、それが「夢」を作る。単純なことなのだが、残念なことに君たちはこういったことから切り離されて育てられてしまった。今こそ自分の意志で「夢」を取り戻そう。そのためには、自分で「考えて」「納得して」「覚悟を決める」こと。君の夢は、就活においての「軸」になるし、君の人生の「軸」にもなっていき、君を輝かせるだろう。「夢」を持っている人は輝いて見えることが多いし、ある面、強い人と周囲に映る。自分がそういう存在になってみようじゃないか!
 

 

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