1,2年生から始めればこんなに差がつく! 就活必勝セミナー

第10回 学生時代のタイム・マネジメントで夢に近づこう!

さて、ここからがある意味、本題。

資格を取得するという目標に対して、キミたち学生は何を考えねばならないかについて記していこう。

肝心なのは「タイム・マネジメント」。資格取得に万全の準備をするためには、試験までのプロセスを想定して、「いつまでに資格にチャレンジする決心をしなければならないか」という最終決定の時期を把握する必要がある。キミたちが考慮する進路の一つである、公務員試験を例にとって話を進めていこう。

 

●まずは、その資格取得に必要な勉強時間の総量を割り出そう

資格は難易度などによって投入しなければならない勉強時間の総量が異なる。取得したい資格が決まったら、まずはこれに着手。WEBなどでその資格を取得するのにどれくらい時間が必要なのかを概算してくれているサイトもある。そういうものを参考にしよう。公務員試験に必要な勉強時間は、まったく何も知らない人がチャレンジする場合、2000時間程度と言われている。公認会計士や弁理士などは3000時間。弁護士にいたっては5000時間と言われている。これを把握すれば、いつまでに「公務員になる」ことを決定すればいいかが逆算できる。

 

●勉強時間を自分の生活にブレークダウンしてみよう

勉強時間が割り出せたら、それを具体的に自分の生活に組み込んでみよう。学校の授業もあるのだから、公務員を目指すとして1日できる勉強量は平均して3時間と設定してみよう。週1日お休みをとるとして、公務員試験の勉強時間を満たすには2年が必要、ということになる。これをまずは自分のスケジュールにブレークダウンしていくのだ。

 

●どうやって期間を短縮できるか考えよう

「2年もかかるんじゃ、今からだと間に合わない!」と焦る人もいるだろうが、心配には及ばない。ここで示した勉強時間は予備知識の何もない人が前提となっている。法学部の学生ならすでに法律に関しての知識があるから、そこで短縮ができる。弁護士も同様だ。商学系、経営系の学生も会計についての授業を選択していれば、短縮の要素になる。資格の科目などを精査して、短縮できるところを確認しよう。

もう一つ。1日の勉強時間を変動して考えることもできるはず。資格試験直前期に3時間しか勉強しないことはありえないだろうし、夏休みなどもあるのだから、1日の勉強時間をもう少し伸ばすことは可能だろう。モチベーションの維持も考慮して、どの時期に時間を長く取るかなど、メリハリをつけながら想定してみよう。

 

●いつ、資格取得をするか最終決定すべき時期を割り出そう

 さて、資格取得までのだいたいのスケジュールが見えたら、いつまでにその決心を固めればいいかの時期が見えてくる。この時期を把握することが一番重要だ。決定時期をあやまれば、スケジュールに相当無理が来ることになる。逆に時間をとりすぎてもモチベーションの維持が困難になるケースも見受けられる。キミたち個々の性格なども考慮して、「いつまで」を見つけよう。

公務員試験の場合、試験に成功した先輩たちの話を聞くと、どんなに遅くとも、大学3年時の春には試験を受けることを決定したい。夏休みまでに情報収集、学校選び(独学にするかどうかも)などを終わらせ、夏休みから勉強に着手。春休みから直前期にかけては十分に時間を割いて、試験当日を迎える、というスケジュールだ。公認会計士など、さらに勉強時間が必要とされている資格については当然決定を出すべき時期はより早くなるはずだ。

●将来の選択肢を広げるために、今できることから着手しよう

資格取得の最終決定時期がつかめた人も、取得したい資格がまだクリアになっていない人も、将来の選択肢を広げるために、1〜2年時の今からできることはしておこう。確実に言えることは、「取れる単位はできるだけ取っておき、3年時に自由に使える時間を増やしておく」ということ。これは資格取得だけでなく、就活も有利にする鉄則だ。今は漠然と将来や資格のことを考えているだけでもいい。ただし、将来の選択肢を減らさないような努力は最低限しておこう。そのちょっとした努力がキミの未来を開くことになるのだから。

 

 

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