筆記試験対策

適性検査のポイントは「速さ」と「正確さ」

どの適性検査でも、大学受験のように難しい問題が出題されるわけではない。にもかかわらず、このテストで苦戦する学生が後を絶たないのは、与えられた時間に対して処理しなければならない問題数が多いから。したがって、適性検査でポイントとなるのは「速さ」と「正確さ」だといえる。この2つを身につけるためには、出題傾向をつかみ、解答方法を完璧にマスターするまで「慣れる」こと。また、「適性検査も『場数』」だととらえ、本命の前に事前に他の企業の選考で体験しておくといい。

 

能力検査対策法

【無料適性検査を活用】

大学主催の就職ゼミや就活サイトでは、無料適性検査を実施している。問題量やスピード感、苦手分野の確認など、実際に体験してみよう。大学では3年生を対象に実施されることが多い。

 

【対策本で問題演習をする】

市販の対策本の最新版(毎年、出題傾向に多少の違いがあるため)を購入して出題傾向をチェックし、速く正確に解答できるよう繰り返し練習しよう。特に、多くの企業が導入しているSPI3と玉手箱は対策本が充実している。同じSPI3でも、マークシート方式とWEBテストでは出題範囲や出題形式が異なるため、両者の違いもきちんとおさえておきたい。

いずれにせよ、就活解禁前の時間のある時に問題を一通り解き、直前期に苦手分野を徹底的に潰していくといい。慣れてきたら時間を計り、スピードを意識して解答すると効果的。

 

【本命以外の企業の適性検査を受けて場数を踏む】

ペーパーテストに慣れているとWEBテストの際にやりづらさを感じることも多い。第一志望企業の選考前にできるだけ本命以外の企業の適性検査を受け、場数を踏んでおこう。

適性検査ではペーパーテストとWEBテストのどちらにも当たる可能性がある。WEBテストの種類によっては、「受検者の回答状況によって問題のレベルや出題数が変化する」「問題ごとに制限時間がある」「問題順にしか進めず問題を飛ばしたり後戻りしたりできない」など、内容や解答方法に違いがあるので、事前に体験しておこう。

 

性格検査対策法

【自分を偽った回答をしない】

このテストで測定されるのは、人物の特性(コンピテンシー)や職業適性。自分を偽った回答をすると結果に矛盾が生じ、「特殊な人物」「作為的な回答」と判断されてしまいかねない。素直に記入することが重要だ。

また、性格検査の結果は面接の質問材料にも用いられるため、ここで無理に自分をよく見せても面接時に見破られ、矛盾をつかれるという致命的な事態に陥る。自分を偽って採用されたとしても、それは企業側と自分双方にとってマイナスであることは当然だ。

 

【事前に体験してテスト形式に慣れておく】

性格検査は、自分に当てはまる答えを選択肢の中から選ぶ回答形式で、2択か3択の場合が多い。能力検査のように問題を解く必要はないが、問題数が多いことに変わりはなく、全問回答するためには「速さ」が求められる。能力検査対策と同様に、無料適性検査を活用したり本命以外の企業の適性検査を受けたりして、テスト形式に慣れておくといいだろう。

 

 


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