筆記試験対策

小論文・作文対策のポイントは「基本構成」

作文も小論文でも、大事なのは「相手にわかりやすく書く」こと。さらに小論文では論理的であることが求められる。しかし、頭では理解していても、実際に書くことは難しい。そこで役立つのが次に解説する「基本構成」。この書き方のコツをマスターすれば、誰でも相手に伝わる小論文・作文を書くことができる。最初のうちはうまくいかないかもしれないが、続けることによって書く力は格段にアップするはずだ。

 

小論文・作文は文章構成が重要

小論文でも作文でも、最後はどう締めくくるかを決め、そこに向けて構成を組み立て、自分の意見や考えを展開していく必要がある。それに加えて、小論文ではテーマに対する問題提起から結論に至るまでの論旨の一貫性も求められる。

 

構成のしっかりした論理的な文章を習得するためには、基本構成に当てはめて書く練習をすることが一番の近道。次に紹介する基本構成を参考にしてほしい。基本的に、3部構成は作文に、4部構成は小論文に適している。小論文と作文の区別がはっきりせず書き方に迷ったときは、3部構成でまとめるといいだろう。

 

【3部構成】

序論……導入部分。テーマや問題意識の提示、これから述べる内容の要約。分量は全体の1割。

本論……展開部分。序論で提示したテーマや問題についての詳しい分析や検討を説明。作文では経験の具体的な内容やエピソードを書く。分量は全体の8割程度。

結論……帰結部分。本論で述べた結果を考察し、結論として述べる。作文の場合は感想や全体のまとめでよい。

 

【4部構成】

問題提起……テーマや課題、問題の提示。分量は全体の1割。

説明…………はじめに提起したことがなぜ問題(テーマ、課題)となるのか。その理由や意見、背景、原因などを詳しく説明。分量は全体の3〜4割。

検証…………自分の意見を裏付ける事実や根拠、自分とは違う意見・視点を提示し、自分の意見の正当性を検証。分量は全体の4〜5割。

結論…………自分の意見のまとめや問題の解決策を結論として明確に示す。

 

 


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