業界研究  半導体・電子部品

世界の「ものづくり」を支える日本のお家芸

業界トピックス

パワー半導体の世界市場制覇を狙い、日本の産官学が集結

世界的な省エネ意識や環境意識の高まりから、パワー半導体に注目が集まっている。パワー半導体とは、電気エネルギーの制御や供給に用いられる半導体。このパワー半導体を組み込むことで無駄な電力の抑制ができるため、太陽光・風力発電装置や白物家電、ハイブリッド車、電気自動車には欠かせないものとなっており、応用領域も広がっている。パワー半導体の効率化は地球温暖化対策のカギを握る技術の1つとされ、経済産業省は2010年よりパワー半導体の研究開発を支援している。2012年には同省所管の産業技術総合研究所、民間企業16社、筑波大学の産学官で省エネルギー性能が高い次世代パワー半導体の共同研究体を設立し、2013年度より開発に着手している。

 

電気自動車が電子部品の新たな収益源に

スマートフォンは従来の携帯電話に比べて搭載される電子部品の点数が多く、それが急激な需要の拡大につながっている。同様に、エンジン車より多くの電子部品を必要とするハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)も、今や電子部品メーカーの重要な収益源となっている。今後、電気自動車(EV)が普及すれば、その安全・環境性能を支える電子部品の需要はさらに高まる。他業界からの参入が難しいため既存企業の優位性が高く、安定的に高利益が見込めるというメリットもあることから、自動車用部品に注力するメーカーが増えている。

 

 


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