業界勢力図  造船重機・プラント・工作機械

プラント ~ 海外勢との競争激化も、得意のLNGプラントで強さ誇る

プラント業界売上高ランキング&対前期比

1 日揮 6,246億円 増加

2 千代田化工建設 3,989億円 大幅増

3 東洋エンジニアリング 2,287億円 大幅増

(数字は2012年度の実績。有価証券報告書に基づき作成)

 

主要企業の最新動向&トピックス

1位 日揮

海外売上比率7割超(2012年3月期)の独立系総合エンジニアリング会社。事業領域は幅広いが、特に石油・石油化学・ LNG(液化天然ガス)分野に実績があり、触媒事業も主力。2013年には米国で大型エチレン製造プラントを受注している。近年は水や電力などの社会インフラ、再生可能エネルギー、資源開発などEPC(設計・調達・建設の一括請負)以外の事業も積極的に推進している。

 

2位 千代田化工建設

エネルギー、化学分野を主力とする三菱商事系の総合エンジニアリング会社。LNGプラントでは日揮と世界市場の8割超を握っており、2013年には米国のLNG液化基地建設プロジェクトに参画している。台湾のエンジニアリング大手と海外での社会インフラ整備事業で資本・業務提携し、イタリアの太陽熱発電機器メーカーと組んで同発電の開発事業に参入するなど、近年は収益源の多角化も推進中。2013年には海底油田・ガス田などの資源探査で世界最大手の英エクソダス社を買収し、海洋資源開発分野への進出を図っている。

 

3位 東洋エンジニアリング

三井物産系の総合エンジニアリング会社。化学会社のプラント部門が独立した経緯から、石油精製、石油化学、肥料製造など大規模プラントのEPC事業に強く、主に中国やロシアなどの共産圏から大型案件を多数獲得。2013年にはブラジルの浮体式海洋石油生産・貯蔵・積出設備の船上に搭載する洋上原油生産設備を受注している。ロシア・サハリンのLNGプロジェクトに千代田化工建設と共同で参画した2003年以降、エネルギー分野の拡大に努めている。

 

▶次ページでは工作機械業界を紹介。業界全体の動向については業界研究をチェック!

 


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