業界勢力図  エネルギー

ガス ~ 原発事故以降、ガス需要が増加。電力販売も好調

ガス業界売上高ランキング&対前期比

1 東京ガス 1兆9,156億円 やや増加

2 大阪ガス 1兆3,800億円 やや増加

3 東邦ガス 5,183億円 やや増加

4 西部ガス 1,794億円 横ばい

5 静岡ガス 1,443億円 増加

(数字は2012年度の実績。有価証券報告書に基づき作成)

 

主要企業の最新動向&トピックス

1位 東京ガス

首都圏と山梨、静岡が主な営業エリア。都市ガス、LNG(液化天然ガス)の輸入、ガス製造、販売までを一貫して手がける。近年はコージェネレーションシステムを利用した発電事業に力を入れ、家庭用燃料電池「エネファーム」、ガスエンジン発電「エコウィル」の拡販にも努めている。2016年をめどに政府が進める電力小売りの全面自由化を受け、家庭向け電力小売り事業への参入を計画中。ガス事業では、2012年に西部ガスとLNG売買契約を締結したほか、国際石油開発帝石傘下の帝石プロパンガスと経営統合し、LPガス(プロパンガス)事業の東京ガスエネルギーを設立。ガスパイプラインの建設・接続などで提携関係にある静岡ガス、国際石油開発帝石とのガスの相互融通契約締結など、大規模災害に備えた体制強化も進めている。

 

2位 大阪ガス

京都、神戸、大阪を中心とする近畿地方が営業エリア。ガス供給のほか、電力の卸・小売事業も手がけ、コージェネレーションにも注力している。2009年に大阪に天然ガス発電所を設置して関西電力、中部電力などへの卸売りを行っており、沖縄電力とも長期のLNG売買契約を結んでいる。子会社を新電力に登録し、2014年4月より首都圏での産業用電力小売り事業へ参入予定。2014年の開通を目指し、中部電力と共同でパイプラインを敷設中。

 

3位 東邦ガス

愛知、岐阜、三重の東海3県が営業エリア。都市ガスでは販売量国内3位で、LPガス販売も手がける。コージェネレーションを中心にした業務用需要の開発に注力しており、太陽光発電など新エネルギー利用技術開発にも積極的に取り組んでいる。中部電力とはLPガスの共同購入、パイプライン接続などでも協業。知多緑浜工場のLPガスタンク建設、導管網の拡充整備など設備増強を推進中。

 

4位 西部ガス

福岡、長崎、熊本など北九州を営業エリアとするガス会社。家庭向け燃料電池などコージェネレーションシステムを拡販している。近年は設備投資を推進しており、2014年の稼働を目指し、九州電力と共同で大規模なLNG受入基地を建設中。

 

5位 静岡ガス

静岡県中東部を地盤とする都市ガス会社。都市ガス販売量国内4位。清水港にLNG受入基地を保有し、パイプラインを通じて国際石油開発帝や東京ガス、東京電力などへ販売している。中部ガスとパイプラインを共同敷設し、2014年より部分運用を開始。

 

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