エントリーシート・履歴書の書き方 【基本編】

エントリーシートの書き方 ~「自己PR」攻略法

 

「自己PR」はエピソードを交えて具体的に

「自己PR」は、エントリーシートにおける3大質問の1つ。この質問の主旨は、「どんな強みや能力があり、それが仕事にどう活かせるのか」ということ。企業によって質問の仕方はさまざまでも、問われていることは同じだということを理解しておこう。また、自己分析で自分のセールスポイントがわかっていても、それが企業のニーズに合っていなかったり、的確に伝えられなかったりしては台無し。企業の求める人物像をしっかり押さえて、より効果的な「自己PR」を目指そう。

 

「自己PR」攻略ポイント

企業側のニーズに合った自分の長所、強みをピックアップし、テーマとする。企業の求める人材像(能力や資質)は、その企業の理念や事業内容などから導き出せる。会社案内や企業のホームページだけでなく、新聞・雑誌などのメディア情報もチェックして、幅広く情報を収集しよう。

 

特に珍しい体験でなくても、自分の良さが最大限に伝わる、読み手がイメージできるエピソードを選ぶ。また、「コミュニケーション能力がある」「努力家」などの抽象的な言葉だけでは説得力がないため、「●●な努力家」と言った形で、形容詞でイメージしやすいようにし、エピソードには実績(客観的な数字や周囲の反応)を盛り込み具体的に書こう。

 

結論には「自分の長所や強みを仕事にどう活かせるか」という点を持ってくること。

 

「自己PR」回答例

回答例

私は「お客様に喜んでもらうことが好きなアイデアメーカー」です。パン屋でサンドイッチ製造のアルバイトをしていた時、商品のリニューアルを提案し、売上向上に貢献しました。若い女性をターゲットに、食べやすい大きさやオシャレなパッケージを工夫して既存商品を改良。それに思いを伝える手書きのPOPもつけました。その結果、伸び悩んでいたサンドイッチ部門の売上を20%アップさせることができました。お客様に喜んでいただくために「常に何か新しい方法を考える」精神を、仕事でも発揮していきたいです。

 

解説

1行目のキャッチコピーで相手の目を引きつけた後、設問の回答がきちんと掲示されている。具体的なエピソードによって工夫した点も明確に伝わる。また、「経験」「成果」「仕事にどう活かすか」というポイントがしっかりと押さえられており、読み手にとってわかりやすく印象的な回答になっている。

 

「自己PR」のよくある質問&回答ポイント

 あなたの強み(セールスポイント)は何ですか?

     「これだけは誰にも負けない」というところを教えてください。

→どちらも質問の主旨は同じ。仕事に活かせる自分の強みやセールスポイントを選び、「それが仕事にどう役立つか」を結論に持ってくること。

 

 ゼミでの研究テーマ(卒論テーマ)を教えてください。

→ゼミでそのテーマを選んだ理由や研究実績、そこに至るプロセスから得たこと、仕事にどう役立てるかを具体的に説明。卒論テーマの場合は専門知識のない相手にも理解できるよう、わかりやすく簡潔に書くこと。なお、卒論テーマが決まっていないときは「未定」とするか、扱う可能性の高いテーマを「見込み」として記入しておこう。

 

 自分の長所・短所は?

→長所は仕事に関連するものを選ぶ。短所は「それを客観的に認識し、克服するためにどのような努力をしたか、行動をどう変えたか」という姿勢をアピールしよう。また、短所と長所は表裏一体のこともあるので、短所を語る形でさりげなく長所を伝えるのも手。例えば、「1つのことに集中しすぎて他のことが見えなくなる」という短所は、裏返せば「粘り強い」という長所となる。

 

 今までに失敗(成功)したことは何ですか?

→失敗の場合はそれにどう対処して、どんなことを学び、成長したかを書いて自己アピールに変える。成功の場合はどんな努力や工夫をし、その経験から何を学んだか、実績を交えて説明。

 

▶次ページでは「学生時代に力を入れたこと」の書き方を紹介!

 


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