業界勢力図  建設・住宅・不動産

住宅 ~ 消費税増税の駆け込み需要で活況も、反動減で受注にブレーキ

住宅業界売上高ランキング&対前期比

1 大和ハウス工業 2兆0,079億円 やや増加

2 積水ハウス 1兆6,138億円 やや増加

3 住友林業 8,451億円 横ばい

4 旭化成ホームズ 4,862億円 やや増加

5 積水化学工業 4,690億円 横ばい

※積水化学工業は住宅事業の売上高

(数字は2012年度の実績。有価証券報告書に基づき作成)

 

主要企業の最新動向&トピックス

1位 大和ハウス工業

鉄骨プレハブ戸建住宅を収益柱とするハウスメーカー。省エネ・低コストで耐震性にも優れた外張り断熱住宅「ジーヴォ」を展開。マンション、賃貸、商業施設、都市開発、環境エネルギー開発など事業の多角化に力を注いでいる。企業買収にも積極的で、2012年には準大手ゼネコンのフジタを、2013年には不動産デベロッパーのダイヨシトラストを完全子会社化している。海外では、2011年に台湾事務所を開設し、同国での流通店舗事業に参入。2012年にはベトナムの工場団地建設に着手し、同工業団地の販売や工場・物流施設の建設請負業務などを行う現地法人を設立している。

 

2位 積水ハウス

全国直販体制での営業力と高級プレハブ住宅でのブランド力に強みを持つハウスメーカー。主力はプレハブ軽量鉄骨住宅で、最新の創エネ・省エネ技術を駆使した環境配慮型住宅が好調。東京の六本木、品川、大阪の御堂筋本町、梅田北ヤードなど大規模な都市再開発にも参画。2013年にはメガソーラー事業にも参入している。海外では中国やオーストラリア、アメリカなどで戸建て住宅や分譲マンションを展開中。2011年にはシンガポールの企業と共同でオーストラリアの複合開発事業を、2012年には中国で鉄骨住宅生産工場の操業を開始している。

 

3位 住友林業

木造注文住宅最大手。山林事業、木材・建材事業、緑化事業も手がける。2009年に分譲マンション事業へ参入し、リフォーム事業も育成中。海外進出にも積極的で、北米で分譲住宅販売、韓国で戸建注文住宅事業を展開している。2009年 にオーストラリアの大手住宅メーカーを買収して現地市場へ参入し、2011年にはNTT都市開発と共同で同国に不動産会社を設立。2013年には米国の住宅メーカーを買収し、同国での事業拡大を図っている。

 

4位 旭化成ホームズ

大手化学メーカー・旭化成グループのハウスメーカー。軽量気泡コンクリート建材「ヘーベル」を外壁・床・屋根に使用した戸建住宅「へーベルハウス」で知られる。環境配慮住宅、耐火・耐震性に優れたロングライフ住宅、ペット共生型賃貸住宅、子育て世代向けの都市型・二世帯住宅など消費者のニーズに着目した提案型商品多数。2012年に全国の支店を再編し、効率化を図っている。子会社の旭化成不動産レジデンスでマンション事業を展開しており、近年はタワーマンションを多数手がけている。

 

5位 積水化学工業

複合経営で住宅事業を展開。ユニット住宅の先駆けとして知られる「セキスイハイム」「セキスイツーユーホーム」を手掛け、近年は太陽光発電などを装備した光熱費ゼロ住宅に注力。2012年にはタイに戸建住宅の量産工場を建設し、2013年より同国での住宅事業の本格展開を予定している。

 

このほか、木質系プレハブ住宅大手のミサワホーム、パナソニック傘下のパナホーム、ツーバイフォー住宅最大手の三井ホームなどがある。

 

▶次ページでは住宅業界を紹介。業界全体の動向については業界研究をチェック!

 


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